2023/11/17
乳幼児のビタミンD不足に要注意!適切な対策を見直してみませんか
乳幼児のビタミンD不足が問題になっています。ビタミンDは成長に不可欠な栄養素です。ビタミンDの主な役割は、カルシウムやリンの吸収を促進し、骨や歯を健康に保つことです。また、免疫機能の正常化や心臓病やがんの予防にも関与していることがわかってきています。このため、ビタミンDが不足すると骨の発育に悪影響を及ぼす可能性があり、免疫力が低下したりアレルギーを発症するリスクが高まる可能性があることも報告されています。乳幼児は、必要とするビタミンDの大半を日光を浴びることにより体内で合成し、残りを母乳やミルク、食べ物から取り入れています。このため、紫外線対策をしっかりやったお子さんほどビタミンD不足のリスクが高まります。特に母乳には含まれているビタミンDの量が少ないため、母乳栄養の乳児の半数以上がビタミンDの欠乏状態になっているという報告もあります。では、乳幼児に適したビタミンD補給方法はどのようなものがあるのでしょうか?乳幼児の場合、日光を浴びることによるビタミンDの生成が重要です。報告にもよりますが、顔と腕に10分から30分程度、日光を浴びることにより必要なビタミンDが作られる、とされています。お買い物やお散歩に行く時に、軽く陽に当たるとちょうどいいくらいです。ただし、日焼けするほど日光を浴びてしまうと皮膚が障害されることがありますので、注意しましょう。また、食事からのビタミンD摂取も考慮すべきです。乳児用のビタミンDサプリメントやビタミンDが多く含まれる食品を摂取することで、効果的にビタミンDを補給することができます。
乳幼児の成長や健康のためビタミンD不足に注意して、健やかな成長をサポートしましょう!