保湿剤選びで気をつけたいこと
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2024/06/04
川崎市
アレルギー
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高津駅
溝口
子どものアレルギーを予防するために、選んではいけない保湿剤があります。
それは、食べ物の成分を含む保湿剤です!
食べても大丈夫なら、お肌についても大丈夫・・・という気持ちはわかります。
でも、お肌に食品成分を塗り続けていると、食物アレルギーを発症する危険があります!
「茶のしずく石鹸」をご存じでしょうか?
「茶のしずく石鹸」という小麦成分を含んだ石鹸を使っていた人が、次々と小麦アレルギーを発症したという事件です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/cyanoshizuku/index.html
実は、炎症のある皮膚に食品成分が付くと、私たちの体はその食品を有害なものと認識するようになります。これを繰り返していると、やがてその食品に対するアレルギーを発症することになります。
この現象を「経皮感作」といって、赤ちゃんが食物アレルギーを発症する主な原因となっています。
これについて説明する動画をYoutubeで公開していますので、ご覧になってください。
保湿剤で「赤ちゃんにも使える」として売られているものの中に、ナッツオイルやゴマ油などの食品成分を含んだものがあります。
こういう保湿剤を使っていると、ナッツやゴマの食物アレルギーを発症する危険があります。
えがおの森こどもアレルギークリニックの院長も、ゴマ油でベビーマッサージをやっていてゴマアレルギーになってしまった赤ちゃんを2名ほど診たことがあります。
食べても大丈夫だから、お肌につけても大丈夫・・・ではありません!
保湿剤を選ぶ時は、食品成分を含んでいないものを選びましょう。
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